テニスのレッスンを受けて
月曜の夜は仕事を終えて、週1回のテニスレッスン。 2年半前に始めてなかなか上達しない自分に苛立ちもありますが、上達が目的ではなく動作分析と運動不足解消のためなので、試合で勝つためにされている生徒さんたちに比べると気分は楽です。
テニスを指導してくれるコーチ達のフォアハンドやバックハンドストロークは皆さん同じ様なフォームですが、一方下手くその僕や生徒さん達はみんなフォームがバラバラです。あっちに行ったり、こっちに行ったり。
指導するコーチも大変そうです。生徒さんでも経験者や上手な方はボールのスピードやコントロールが安定していますが、打つ前の動作から打った後の動作まで一連の流れが安定しています。
動作分析で重要視しているのが重心線ですが、上手い人ほど重心線が安定しています。本来の重心線は立位安静時ですが、動きの中でも重心を保ちながら仕事をしたり運動をしたりしています。なので普段から色んな人の重心線を見てしまいます。
テニスのコーチ達の動きは重心線が安定している人がほとんどです。 どんなスポーツでもフォームが綺麗な人は安定した結果を生んでいると思います。そして怪我が少ないと思います。
日常生活でも同じことです。姿勢がある程度安定している人は、肩こりや腰痛は少ない傾向にあります。不自然な格好で生活したり仕事している人は、体の不調を訴える人が多いです。
昨日は、フォアハンドストロークのテイクバック時のラケットを持つ右腕(右上肢)とフリーの左腕と身体との非対称性安定のことを考えつつレッスンに臨みました。
非対称性安定については近日中に書きますが、頭位や体幹が安定した状態でフォアハンドストロークするには両腕はどう動かすべきか?手や足をどう使えば頭位の傾きや体幹の安定するか?を考えてテニスをしています。
僕はテイクバック時、どうしてもラケットを持つ右腕が挙がり気味になっています。テニスの場合、ラケットヘッドは下から上へ軌道を取るのが基本です。なのでテイクバック時にラケットのグリップが上がっているとどうしてもラケットヘッドが遠回りしてしまい、僕の場合はラケットが遠回りする早く始動させなければいけなくなっていました。
それを前回のレッスンでコーチが「もっとテイクバック時にグリップの位置を下げるように」と指導してくれてました。指導してくれた内容を非対称性安定の原理の観点から考えてもやっぱりコーチの言う通りでした。
左腕は肩関節が外転屈曲し肘は伸展しているので、反対の右腕は肩関節を内転伸展し肘は屈曲すれば体幹は安定しスムーズにラケットを振れる…はずです。 実際に意識して出来ている時はいいストロークが打てました。
それも予想以上の打感でした。あと無駄な動きが減った感じがして、普段より力みが少なくストロークで出来た感じがしました。ただ残念ながらラリーになると忘れちゃいます。分かっていてもボールに合わせて振ってしまい、連動した振り方にはなかなか出来ないもんですね。常に無意識で打てるようにするには練習しかないのだと思います。また来週も同じ課題で取り組み、そして練習あるのみです。